リングのサイズ直し
せっかくの指輪がサイズが合わずにつけれなくなった…
思い入れのある指輪がくるくる回ってサイズが合っていない…
指はご年齢や体形の変化に伴ってサイズに変化が現れます。
太くなったり細くなったりします。飲食することや季節や時間帯によるムクミでも指のサイズ感は変化します。
指の関節部分の太さの変化によっても変わります。
せっかく思い入れのある指輪のサイズが合わず気に入ってつけられない、
つける機会が減ってそのままになってもったいないけど外出する時が来たらもう一度つけていきたい…。
大切な思い入れのある指輪であればあるほどもう一度つけて歩きたくなると思います。
指輪のサイズ直しは一般的なものですがちゃんとしたお店に出すことをお勧めします。
お求めやすい商品を大量に扱うお店でも作業を受けているところがありますが、作業が雑でサイズもきちんと合っていなかったりすることがほとんどです。
ほとんどが特注加工作業で納期が必要ですがキレイな仕上がりでお客様のもとへ綺麗に仕上がって帰ってきますので待ち遠しくなるはずです。
指輪のサイズの直しを受けていることをお伝えすると、
「あきらめるしかないと思っていたのに、サイズを治すことができるなんて知らなかった。」と、指輪のサイズ直しができるということを知らない方も多いことを感じます。
使っていない指輪のサイズを良い感じに合わせて、またつけていくことを楽しむことができますの是非お問い合わせください。
≪リングサイズ直し ~大きくする場合~≫
≫サイズが合わなくなったリングのサイズ直しができます。
切り込みをまっすぐに入れ、指定のサイズの大きさを測ります。
同じ材質の金属を用意し、サイズを測りカットして間に入れます。
全体に熱を加えてうわぐすりを塗り、バーナーで金属をくっつけます。
そして金物のヤスリで大まかに研磨します。
大まかに研磨ができた後で電動研磨機で細かいところまで研磨を行い
形を整えていきます。
職人さんはいとも簡単にやってのけてしまいますが、
初めての人が行うとガタガタになったり、
別の部分に傷を入れてしまったりなどしてしまう
繊細な作業になります。
形が整った後は、石の輝きを保つために
柔らかいブラシを回転させ磨き、ツヤを出す作業です。
その後、専用の溶剤にてクリーニングを行います。
細かい汚れを取り除き
最後の磨きを改めてかけます。
お客様が出来上がった大切なリングを見て
喜んでいただけるために
職人さんの
とんでもなく繊細で
集中力のいる作業によって
リングのサイズ直しが行われます。
決して機械で簡単にサイズ変更ができるわけではなく、
全てが手作業で行われております。
お客様の大切な想いのこもったモノだからこそ
時間をかけて丁寧に仕上げていきます。
≪リングサイズ ~小さくする~≫
サイズを小さくする分をカットする
指輪のサイズを小さくする際、上記の1のように小さくする分を宝石や装飾のない部分からカットして詰めます。
この方法は切り出して接合したつなぎ目が目立ってしまうことが欠点ですが、指輪の色にあった素材を用いて加工箇所をなじませることで、加工箇所を目立たなくし耐久性を良くしていきます。
工具を当て込み順繰りになじませてカーブを整えサイズを調整していきます。
この時にキズが付かないようにゆっくり全体を馴染ませながら圧をかけてゆっくりと作業を行っていきます。
バーナーで溶接個所に同じ素材をロー付けしてサイズを合わせます。
サイズに間違いが無いことを確認できたら、荒削りの接合部分を滑らかに研磨していきます。研磨することにより角が無くなり艶が生まれ新品のようになります。
最後はバフを掛けて艶出しの本仕上げを行いクリーニングに移ります。