花珠真珠 オーロラ真珠について
真珠には様々な種類があり、全てが同じではなく品質に違いがあります。
一般的に親しまれている真珠の中に、アコヤ貝が作る真珠で「アコヤ真珠」と言われるものがあります。
花珠真珠とは、アコヤ真珠の最高品質の真珠に与えられる名称になります。
もともとは真珠のできの良し悪しの違いを区別するために呼ばれた名称でした。
1980年代後半ごろより日本国内での鑑定をする際のグレードを判別する基準として用いられるようになったようです。
真珠の品質は真珠の美しさを見極める熟練の職人によって、目視にて判定されます。
あくまでも鑑別基準は調査する機関の独自の基準であるため、業界標準の花珠基準というものは1980年代頃には存在しておりませんでした。
科学的な鑑別や鑑定による、真珠の美しさを判断するのは困難だったからです。
一定の光の反射や照りを測定することは可能ですが、現在も目視判定によって品質を見極め価値を判定しております。
ゆえに機械が介入しない手作業な部分は多く残りますが、機械には頼れない本当の経験と技術によって経験を積んだ
判別されるため一本一本の真珠に価値が生まれます。
現在では機材の発展に伴い一定の基準が設けられております。
花珠真珠とは (ハナダマ シンジュ とは)
高品質な真珠への称号です。
真珠ネックレスにおいて聞く有名な名称です。
次の写真が分析した品質を表しております。
写真のように一定の基準の中で光を当てて色の系統や形状、キズなど判定していきます。
上記の写真が真珠科学研究所の鑑別になります。
(商品ナンバーや所長名は掲載の都合上、アプリにて削除しております)
オーロラ花珠とは(オーロラ天女花珠)
オーロラ花珠とは、真珠科学研究所の発行する花珠鑑定書につけられた名称になります。
もっとも有名で厳格な基準を設けた花珠が、真珠科学研究所より発行される花珠鑑定書の「オーロラ花珠(オーロラ天女)」です。
人工的に造るモノではなく天然のモノなので特に凹みやキズについての基準が厳しく設定されております。照りや巻きに対しても厳しいので本当に良い商品をお求めの場合には、
真珠科学研究所の花珠を選ばれると間違いないかと思われます。
真珠総合研究所の花珠について
こちらも高品質の真珠を鑑別、鑑定する厳しい基準があり信頼のおける真珠鑑定書です。
真珠科学研究所のオーロラ花珠より安価な場合が多く、価格面で選びやすい花珠だと思います。
真珠総合研究所から鑑定鑑別されたときに発行されます。
業界的に言われているのは、真珠科学研究所の鑑定鑑別の方が厳しい基準が設けられているとのことです。
選ぶなら上記2つの機関の真珠
一昔前では「花珠」という言葉は誰でも使えることを良いことにどのような真珠にも「花珠」と名前がついておりました。
現在も、信頼できる真珠(花珠)は、真珠科学研究所と真珠総合研究所の2つのだけです。
その他にも鑑定や鑑別を行い独自の判定を行う機関はあるようですが価値を信用することは難しいと思われます。
現在は先ほど紹介した2つの機関がそれぞれの基準にて一定の鑑別と鑑定を行ってくれていることにより、証明書が発行され高品質なものとの違いが判定できるようになりました。
怪しい鑑定機関では品質が良くない真珠でも「花珠」の鑑定書を発行しております。
インターネット上でも「低価格」で「高品質」を謳っているところの真珠は気を付けるべきです。手元で一見したところでは何とも思わないかもしれませんが、装着して少し離れた位置から見るとサイズ感や、光の加減、真珠のサイズの不揃いによってなんとなく違和感がでます。
一般的なユーザーでもわかります。
人間の目はほんの些細な違いも違いとして認識されます。特にお顔周りに対しては人間の判別能力はすごくて艶の違いや0.2ミリ~2.0ミリまでの違いまで違和感として無意識のうちに認識されます。
ある程度のご年齢で品位に関わる商品であればあるほど、ご予算の許す限り証明されている真珠を選んで頂ければと思います。
「花珠」の品質は、真珠科学研究所と真珠総合研究所のどちらかを通した真珠がオススメです。
色の違い
花珠には無調色と調色したものが存在します。
無調色の真珠は白系のものがほとんどで、落ち着いた上品な色味になります。
調色を行なった真珠は赤みが強くピンクのようになります。一般的にピンクパールと呼ばれています。
調色(着色)した花珠について
染料を染み込ませることで真珠の実体色をピンク系にすることができます。
染色しないものでもその時の環境により何らかの色が染まり着色したように見えることがあります。もちろん色やサイズをそろえる段階で分けられますが、自然にできるモノなので、一本を作るのにかなりの作業工程が生まれ品質を統一するのが難しいポイントでもあります。
着色した真珠は一見するとピンクと分かる出来栄えになります。
無着色の真珠はほとんど白く輝きます。写真で白いものを撮影したときに赤みが出ることがありますが、ほんのり薄い化粧をしたような色目が出る程度です。
色のコントロールが効かないため、本当に透き通るような無着色の真珠は希少でお値段も高く価値のあるモノになります。
その他に薄い色味が入る花珠があります。
オフホワイト、シャンパンなどで表現されるモノもあります。
実は真珠の本来の色は黄色みのあるものが本来の色味と言われておりますが、
花珠などのハイグレードな真珠には白くて赤みのあるモノが用いられることが多いようです。
微量の綺麗な黄色みであれば、「花珠」として流通しております。
黄色みのある花珠の方は比較的お求めやすいお値段になることが多いです。
黄色みのある真珠は、「ライムライト、シャンパンゴールド、イエローシャンパン、オフカラー」等の色目の表記があります。色の表現は自由ですので、聞いたことの無い色味の記載のある商品は注意していただいたほうが良いかと思います。
通常の表記でも怪しい業者がインターネット上でも見受けられますので、店舗を構えて一つづ商品を紹介できるお店で選ばれることが間違いないかと思われます。
着色(調色)と無着色の見分け方
好みにもよりますが、ご自身がいったいどのような色味の真珠を着けているかをハッキリさせたいという方もいらっしゃるかと思います。
ややこしいですが、以下のようになっています。
表記なし →着色 /調色
無着色と表記 → 自然な色目/無着色
ハッキリ申しますと鑑定書や鑑別書が無いとはっきりしたことは言えません。光の加減にもよりますので一見して見分けるのは困難です。
しかし、一見したときの感覚の良さでもよいかとは思います。
一般的に真珠は着色しております。着色であることは特に表記されないことがほとんどです
アコヤ真珠とは
アコヤ真珠には幅広い品質のグレードがあります。
真珠と言えば、とりあえずはアコヤ真珠を選べば失敗は無いかとは思います。
実際には、それぞれの品質にも大きな幅がございます。
幅広い品質のグレードに割り当てられる真珠の名称としてアコヤ真珠がありますが、低価格帯になるに従って巻き具合が薄くなり光沢などもなくなります。
凹みや形状のムラなどが目立ち傷も見受けられます。特に形が綺麗なまん丸では無いものが多く品質が下がります。
一概に真珠といっても様々な種類があります。人間の目はほんの些細な違いに気が付きます。人が人に対して太ったり痩せたりしたら気が付くように、真珠の大きさの不揃いの違和感や、光沢の違いなどパッと見た瞬間に気が付きますので、できるだけ品質が守られている真珠をお探しになられるほうが良いかと思います。
品質について
花珠においては、すべてが同様の品質ではありません。
同じ鑑定書や鑑別書がついている場合:
例えば花珠と認められる物が仮に70~95点で存在している場合、数字の通り花珠といっても70~95点のものが存在しており、名前が同じでも品質(点数)が違う場合があります。
上記の範囲に収まるものが、花珠と表現されるため名前が同じでも価格が違う場合があります。
鑑定、鑑別されたところによっても価格に差が出ることがあります。
真珠科学研究所によって鑑定鑑別されたオーロラ花珠は評価が高く高額になります。
真珠総合研究所の花珠は少し安くなりますが、品質が悪いわけではなく安心してお勧めできる真珠です。
真珠科学研究所では、花珠のなかでもさらにプレミアムな真珠を区別して、オーロラ天女という品質グレードを作られていますので、その他の機関や機構の商品がオーロラを名乗っている場合には品質が担保されていないとお考え下さい。
その他の鑑別鑑定を行った機関や機構における証明書などは、真珠科学研究所や真珠総合研究所ほど信用も保証もできないものがほとんどです。
オーロラ天女とは
オーロラ花珠の検査に合格した真珠がオーロラ天女と認められるので流通数が少なく価値が非常に高いです。
オーロラ天女と謳われている真珠はオーロラ花珠に合格した真珠のなかで、反射光の輝き(テリ)が美しいものに使われる名称です。
オーロラ天女と呼ばれる真珠が特に優れているのは輝き(てり)であり、その他のキズの有無、巻き具合、形状などの評価はオーロラ花珠とほぼ同じです。
高額ではありますが特別で希少性の高い真珠をお探しの方には天女をオススメしております。
オーロラ天女は真珠科学研究所が独自に名称を決めたものですので、それ以外が発行している「天女」と言われるものは真偽不明の品質が保証できないものです。